京都の町家を見学

我楽田工房の横山さんから「海田さん、京都の町家に興味あります?」と言われたので「興味ありますよ」って返したら京都へ行って町家を見学することになりました。

正直、よく分からないまま京都にいったのですが、京都の町家で空いているところがあるから、面白そうだから見に行こうという話だったようです。通りに面した入り口の脇に狭い通路があって、その通路沿に建物が奥に2軒立っていました。そのうちの一軒が空き家になっていたのです。

かなり老朽化している建物でしたので、そのまま使えるようなものではなかったですが、直して使うことは可能な感じではありました。なんらかの方法で手を入れることは可能だとは思いましたが、費用はどうするのか、どうやって使うのか、誰が運営していくのかなど、まだ何もない状態でしたが、なんだか楽しいことができると良いなあと思いました。

さて、実はこの町家は手描友禅の職人さんが使っている町家で、空き家を見せていただいた後は、綺麗な着物を見せて頂きました。親方自ら生地に下絵を描いて、それを染めていくのです。通りに面した建物がお店になっていて、奥の建物が工房になっていました。

たくさんの反物を前に、京都ですら着物の需要が減っていて、それに伴い職人も減っていることなどの問題を職人さんから伺いました。伝統工芸はどこも同じ問題を抱えているようで、空き家を使って少しでも多くの方に伝統工芸の良さを知ってもらえる場所にできればと思いました。

 

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