清水清三郎商店原料処理棟

三重県の鈴鹿市で関わらせて頂いている「作」で有名な日本酒の蔵元、清水清三郎商店さんのプロジェクトです。第二期となる原料処理棟が完成しました。

減量処理棟は原料となる米を精米して蒸す場所となりますが、隣家が近いため片流れの屋根形状にして、隣地に対する圧迫感をできるだけ小さくしました。建物の脇にはボイラーとその燃料のタンクがあるですが、耐火性能が求められたため、RC造となっています。

建物の北側にはボイラーの煙突と詰口棟へお酒を送る配管のためのスタンションがあり、外観的には最も工場らしい建物です。なかなかハードな外観。

建物外観は、ダークグレーの外壁と金属のシルバー、RCの打放しで統一されていますが、その中にいかに木を入れる隙があるか、虎視淡々と常に狙っていましたが、、、この建物に関しては木を差し込む隙がありませんでした。

できるだけシンプルに、機能的に作るようにこころがけましたが、ここも手すりを木にすることができました。少しでも僕が関わっていることで、何か普通と違うねと思ってもらえればと思っています。

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