昨年末のことになりますが、皇居に仮設の建物が現れました。大嘗宮です。短い期間だけの公開だとのことで、ポッかりと開いた時間で勢いで行きました。
朝から行けば空いてると聞いたので急いで行ったのですが、すでに大行列で、、、一瞬怯んだのですがめげずに行列に並びました。長い行列の先で最初に目に入ったのは、確か、、、支度をする場所だったと思うのですが、幾何学的な建物?なのか塀?でした。非常にシンプルで簡素なのに、ムシロ?から草?榊の枝?が生えてるような見たこともない意匠でした。
大嘗宮はもちろん伝統的な神社のような建物でしたが、仮設だからか、非常にシンプルで簡素な材料で作られていました。皮付き丸太の鳥居!や千木や鰹木まで皮付き丸太!で、これまでどこの神社でも見たことのないようなもので、非常に驚きました。
それらは簡素ではあるけれども丸い材料からできているからか、非常に可愛らしいデザインに思えました。技術的には丸い方が難易度が高い気がしますけど、昔は角材を作る方が手間がかかったんでしょうね。
塀は藁を綺麗に切りそろえて竹で押さえているのですが、これまた角が丸くなっていたり、榊のと見たことのないデザインのオンパレードでした。
最後に名残惜しく撮った写真もとてもシンプルな幾何学的な建物。
伝統的な昔から日本にある材料を使ったデザインに、まだまだたくさんの可能性があることを思い知らされました。驚き連続の大嘗宮でした。