清水清三郎商店詰口棟

三重県の鈴鹿市で関わらせて頂いている「作」で有名な日本酒の蔵元、清水清三郎商店さんのプロジェクトです。第一期となる詰口棟が完成しました。

敷地北側にL型に配した建物ですが、南側には瓶を洗って酒を詰めるラインが配されており、北側には酒が詰められた瓶を梱包し、それを保管する冷蔵倉庫があります。

雨風をしのぐための大きな庇を特徴とする建物で、軒天には熊野市の野地木材工業さんの杉板を貼りました。

設計に関わったとはいえ、引き渡してしまうと部外者なので、、、あまりパチパチと写真を撮るわけにもいかず、、、肝心の部分は撮影を遠慮しました。

工場という用途上、内外装ともに殺風景になりがちなのですが、なんとか木を使えないかと提案し、なんとか差し込めたのが、外観の軒天と内部の手すりでした。壁を真っ黒に塗ることで手すりが浮き上がって見えます。

手すりは、野地木材工業さんに加工までお願いしました。少しでも木を使うと雰囲気が良くなりますね。

照明デザイナーチップスの永島さんにご提案頂いて、庇の柱と柱の間には180度光る特殊な照明を入れました。床に光の帯を描きます。なかなか素敵な夜景です。

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