三重県のお隣、滋賀県甲賀市の瓦屋さん、ほかい瓦さんを見学させていただきました。ほかい瓦さんでは実際に瓦を焼いてるようでしたので、見てみたい!と思い、お願いしました。
瓦は焼き物なので、まずは粘土を整形して乾燥させます。これは萬古焼の窯元で見せて頂いた焼き物感じと同じです。
台車に乗せて乾燥させるところも焼き物と同じ。ここまでは想像通り。
十分に乾燥させたらいよいよ釜に入れて焼きます。ところが、、、あれ?釉薬は掛けないの?ん?そういえば、どうすればいぶし銀になるのだ?という疑問が湧いてきました。
そこで素人ばりの質問を保海さんに投げかけましたが、その答えに驚きました。なんと、瓦は釉薬を掛けずに焼いて、最後にLPガスを封入するのだそうです、そうすると表面に銀色の膜ができるのだそうです。あの銀色は釉薬ではないのですねー。
瓦と一口にいってもさまざまな形があります。これはいわゆる瓦割につかうような瓦で、実際にも半分に割って使うものだそうです。だから裏に切れ込みが入れてあって、現場で簡単に割ることができるようになっているのです。実は簡単に割れるようになっているんですね。
いろいんな形の瓦をみながら、何か新しい瓦の使い方はないかと思ったりしました。