三重県鈴鹿市にある中勢自動車学校の建替えプロジェクトには、三重県産の木を使うことで進めていますが、今回、初めて自分が設計する建物に使う木を森へ見に行きました。「この木!」というわけではないですが、ワクワクしますね。
松阪木材の中野さんと久しぶりに仕事をしようと思っていたところ、奈良県で林業をされている森庄銘木の森本さんが三重県の森も管理していて、製材は松阪でやっているという話を思い出し、一緒にできないかと打診したところ、うまくチームが作れそうでしたので、森庄さんのところの木を使うことにしました。
そこで、久しぶりに森の見学!伊賀市の大山田という地域にある森で、うちの実家から車で1時間ちょっとの距離でした。近いと言うのはいいですね。
道路からすぐの場所に森への入り口があり、近くには綺麗な小川が流れ、間伐された明るい森が見えています。
最初は緩やかな坂道で、伐採している現場を目指します。天気も良くて気持ちがいい。
ところが、、、山はだんだんと険しくなり、急な坂を登ることに。。。
上から見るとこんな感じ。あっという間に高いところまで。
伐採現場が近くなったところで、休憩がてら今回のメンバーと木について少し話をしました。メンバーの森への愛を感じます。あたり前ですが、みんな木に詳しい。そして、さらに上を目指します。
ようやくたどりついた伐採現場。危ないのであまり近くには寄りませんでしたが、ここの木を使うのかと改めて気が引き締まりました。これまで林業の現場見学は何度かさせてもらったことがありましたが、あくまで勉強のためでした。しかし、今回は自身のプロジェクトで使う木を見にきているので、仕事なんだなと。とはいえ、チェックも何もできないんですけどね。
今回のメンバーは、設計、材木屋、製材屋、山守と川上から川下までの連携が取れたプロジェクトになっていると思っています。どうでしょうかね?まだまだ奥が深い世界なのかどうなのか分かりませんが、現場はこれからです。あとはどれだけ精度の高い建物にできるかです。がんばろ。