三重県桑名市は伝統的に鋳物の産地で、マンホールや建築金物などの鋳物を作っている工場が多くあります。鋳物に使う良質の川砂が取れたからだと聞きました。個人的な興味から桑原鋳工さんを見学させて頂きました。
三重県のいろいろな産業を見て回りたいと思ったのは「ミエケンジンカイ」という建築家ユニットを作って活動を初めてからですが、これまで見学させて頂いた工場の中で最もハードな工場でした。
鋳物は原料の鉄、スクラップのような鉄、を溶かして型に流し込み、それを冷まして型を外して出来上がり!なのですが、溶鉱炉はとても熱く、鉄は重いので運搬は全てフォークリフトやクレーン、過酷な状況の作業場でした。
過酷な環境の職場の従業員には外国人も多く、人材の確保の難しさを感じました。
マンホールなどの他にも、昔ながらの鉄瓶や、ステーキやハンバーグ用の鉄板、アウトドアで使うスキレット(フライパンみたいなの)などもありました。鋳物を使った家具や作品を作りたいと思いました。ありがとうございました。