林業や木材業界についての知見を深める中で、木材コーディネーターという役割があることを知りました。一言で言うと、森と人をつなげる仕事なのですが、今年度、木材コーディネーターになるための講習を受けて、晴れて木材コーディネーターとなりました。
一緒に講座を受けメンバーは、林業事業者、行政関係者、家具メーカー、設計者などさまざまな分野の方々でしたが、その中で建築家としての木材コーディネーターには何ができるのだろうと考えました。
もちろん、日本全国の林業木材ネットワークを生かして、設計した建物に自身で調達した木材を使うというのが設計者としての王道なのだと思いますが、それでは物足りない気がしました。あまりに実務的すぎやしないかと。
設計者ではなく、建築家として、幅広く多くの方に木の良さを知ってもらい、木を使ってもらえるような活動の先に建築があるのではないかと思うのです。
木にはいろいろな用途や効果があります。特に興味を持っているのは木育です。身近な材料である木を使って、心や体を育てるのです。子供だけでなく、大人にこそ木育は必要かもしれませんが、建築家だけでなく、木育家にもなりたいと思うようになりました。
まずは木を手にとってもらうため、今後も林業や木材について広く学ぶ必要があります。建築の枠を超えた活動ができるように、「かいだ森まち研究所」の所長としての肩書きを作ってみた次第です。これからも、研究所の所長として、日本全国いろいろなところへ行ってリサーチしないとです。
2026年 春
